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トッププロのクラブセッティング!メーカー別の特徴も併せて紹介

2022-01-31 [記事URL]

プロのツアーなどを見ている時に気になるのがクラブセッティング。

トッププロがどのようなクラブを使っているのかを知っておくことで、自身のクラブセッティングの参考にすることができます。

しかし、プロのクラブはメーカーと契約していることが多いため、全てのクラブを自分の好きに選べるわけではありません。

そこでこの記事では、プロゴルファーの契約クラブ事情やメーカーの特徴、プロのクラブセッティングの具体例などを紹介していきます。

プロゴルファーのクラブ事情

ほとんどのツアープロはクラブをメーカーと契約していて、基本的にはクラブは契約メーカーから支給されます。

メーカーとしてはプロにクラブを使ってもらって活躍してもらえれば、多大な宣伝効果を得られます。

一方でゴルファーとしては、使いたいクラブを使えないということも起こりえます。

実際にクラブを変更したことによって調子を落としてしまうプロもいます。

なので、プロの中には使いたいクラブを使うことを優先して、特定のメーカーと契約しないフリー契約のプロもいます。

また特定のクラブだけを契約して、他のクラブは自由に選んでいるプロも存在します。

プロが契約するメーカーの特徴

プロが契約しているメーカーはある程度決まっていますが、それぞれのメーカーに特徴があります。

では実際にプロが契約することの多いゴルフクラブメーカーの特徴を見ていきましょう。

キャロウェイ

キャロウェイは石川遼選手が契約しているメーカーとして知られています。

アメリカのメーカーながら40%は日本向けに販売しているため、日本人の体に合った設計になっています。

日本でも多くの人から人気があり、価格も手頃なため初心者にはおすすめです。

ブリヂストン

ブリヂストンは日本を代表するメーカーです。

もともとはアスリート向けに製造を行っていて、タイガー・ウッズなどとも契約をシていましたが、徐々にアマチュアむけにもサービスを広げていっています。

現在ではアマチュア向けの「JGRシリーズ」など幅広いラインナップを揃えています。

ダンロップ

ダンロップはゴルフメーカーとしての歴史は浅いですが、プロゴルファーからの人気が高いブランドです。

「スリクソン」や「クリーブランド」などは比較的高価ですが、中級者以上のゴルファーに高い人気を誇っています。

テーラーメイド

テーラーメイドはアディダスのゴルフメーカーです。

プロだけでなく初心者からも人気が高く、スタイリッシュな商品も人気の理由です。

価格的にも求めやすく、扱っている店舗が多いため、初心者にはおすすめのブランドです。

ミズノ

ミズノは日本の老舗スポーツメーカーです。

日本のメーカーなので、日本人にあったクラブを開発しています。

価格的に比較的高めで中級者以上向けと言われていますが、長く使えると言われています。

プロのクラブセッティング

では実際にプロゴルファーはどのようなクラブセッティングを行っているのかを見ていきましょう。

ここではダンロップと契約してる松山英樹、キャロウェイと契約している石川遼を見ていきましょう。

松山英樹

先日マスターズ優勝して一躍注目を浴びた松山選手ですが、松山選手はダンロップと用品契約を結んでいます。

しかし以前はキャロウェイなども使用していました。

松山選手といえばドライバーの飛距離ですが、マスターズで使用していたドライバーはd難ロップのスリクソンZX5でした。

気になる人は参考にするのがおすすめです。

スリクソン ZX5 ドライバー(9.5度)
SIM MAX フェアウェイウッド(3番15度)
SIM MAX レスキュー(3番19度)
スリクソン ZX7 アイアン(4番)
スリクソン Z フォージド アイアン(5番~PW)
RTX4 フォージド ウェッジ(52度、56度、60度)
スコッティキャメロン ニューポート プロトタイプ

石川遼

石川遼の契約メーカーはキャロウェイで、ボールまでキャロウェイで統一されています。

石川遼選手と同じように攻めのゴルフをする人は参考になるのではないでしょうか?

キャロウェイ MARVRIK 440 ドライバー(9度)
キャロウェイ XR 16 フェアウェイウッド(3番15.5度)
キャロウェイ X フォージド UT アイアン(3番21度)
APEX MB アイアン(4番~PW)
MD FORGED ウェッジ(48度、 52度、56度)
MD2 TGプロトタイプ(60度)
オデッセイ プロトタイプ PT 09 ix

プロとアマチュアのクラブセッティングの違い

ここまでプロのクラブセッティングについて紹介してきましたが、プロとアマチュアのクラブセッティングの考え方は異なります。

アマチュアはプロほど技術レベルが高くないため、そのまま真似してもスコアが上がることはありません。

なので、しっかりと自分が使いこなせるクラブを選んでいくことが重要です。

例えば3番ウッドはほとんどのアマチュアゴルファーが使いこなせないので、必ず外しておきましょう。

プロを参考にしながらも、自分に合ったクラブセッティングを考えていくことが重要です。

まとめ:プロのクラブセッティングも参考に

この記事ではトッププロのクラブセッティングについて解説しました。

トッププロのクラブはメーカーと契約をしていることが多いため、しっかりと契約しているメーカーの特徴を知っておくことが重要です。

クラブセッティングに悩んでいる人は、今回紹介したプロのクラブセッティングを参考にしてみましょう。


アマチュアにおすすめのゴルフクラブセッティングとは?

2022-01-31 [記事URL]

アマチュアのゴルフプレイヤーのスコアをあげたいと思ったら重要になってくるのがクラブセッティングです。

もちろん練習やコースマネジメントなども重要ですが、スコアをあげるうえではコースを意識してクラブセッティングしておくことが最も重要になります。

しかし、プロのクラブセッティングを真似しても、技術レベルが違うため参考になること多くありません。

そこでこの記事ではアマチュアにおすすめのクラブセッティングについて解説していきます。

クラブセッティングの前にクラブの飛距離を確認

クラブセッティングの前にしっかりと確認しておくべきなのはクラブの飛距離です。

どのクラブがどれぐらいの飛距離を出せるのかを確認しておくことで、クラブセッティングの方向性が決まってきます。

ここではクラブ別の飛距離や飛距離の計算方法、確認方法を解説していきます。

クラブ別の飛距離

まずはクラブ別の飛距離を確認しておきましょう。

ウッド 1W 3W 5W 7W
ユーティリティ 2U 3U 4U 5U 6U〜
アイアン 2I 3I 4I 5I 6〜9I 10I
ウェッジ PW AW SW
飛距離(男性) 230 215 195 180 170 160 140 105 95 80


飛距離の計算方法

飛距離の計算方法は以下の方法で計算可能です。

飛距離=ヘッドスピード×ミート率×4

なので飛距離を伸ばしたい場合はヘッドスピードを上げるか、ミート率を上げる必要があります。

飛距離の確認方法

では実際に自分の飛距離を計算するためには「飛距離計算機」を使うのが一般的です。

コースで使用することで、より正確な距離を測定することができます。

アマチュアにおすすめのクラブセッティング

実際に飛距離を確認できたらクラブセッティングを行っていきますが、アマチュアのゴルファーがトッププロと同じクラブセッティングをしても成果はでません。

しっかりと自分の実力を把握した上で、どのクラブが必要で、どのクラブがいらないのかを知っておく必要があります。

ここではクラブごとに選ぶ時のポイントを紹介していきます。

アイアン

アイアンは近年ハイロフト化しているため、飛距離が出やすくなっています。

そして5番アイアンから入っているセットが定番ですが、5番アイアンというのはアマチュアで使いこなすのが難しいため、打てない場合は抜いてしまっても問題ありません。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドは飛距離が出やすいため、入れておきたいと思っているゴルファーは多いですが、アマチュアゴルファーにとっては使いこなすのが難しいので抜いてしまうという選択肢も持っておきましょう。

ユーティリティ

ユーティリティの基本的な考え方はアイアンのカバーをすることです。

20度前後のユーティリティは扱うのが難しいですが、25度前後を1本用意しておけば使いやすくなるので、持っておくと便利です。

初心者にとってはフェアウェイウッドよりもユーティリティの方が扱いやすいクラブになるので、多めに入れておくのがおすすめです。

ウェッジ

ウェッジで重要なのは100ヤード以内から確実にグリーンに乗せることです。

ウェッジはアマチュアでも扱いやすいクラブになっているので、できるだけ本数を増やしましょう。

ウェッジの本数は最低でも3本必要ですが、必要に応じて4本用意するのもおすすめです。

近年ではアイアンが従来よりストロングロフト化、つまりロフト角が立つようになっているので、飛びすぎてしまう「100ヤード問題」が出てきています。

そこでPWが45度であれば、49度、53度、57度のウェッジを持つようにしておけば、飛距離の管理が正確にできるようになります。

アマチュアはクラブの本数を減らすのもおすすめ

ラウンドをまわる際には14本のクラブを持っていくことが一般的ですが、アマチュアゴルファーにおすすめしたいのが、クラブの本数をあえて少なくすること。

14本持っていってもほとんど使ってないクラブや何回使ってもミスの多いクラブがあるはずです。

そこでここではクラブの本数を減らすメリットについて解説していきます。

迷いがなくなる

クラブの本数が増えれば増えるほど、どのクラブを使うのかという迷いが生じてしまいます。

迷った結果、成功確率の高くないクラブを使ってしまってミスをしてしまうということもあります。

なので、ある程度選択肢が狭くなってしまっても、成功確率の高いクラブだけを持っておくことで、よりスコアアップの近道になります。

クラブの練習量が増える

クラブの本数を減らすことで、1本のクラブに対する練習量が多くなります。

色々なクラブに手を出すよりも、アマチュアゴルファーにとって大事なのはしっかりと使えるクラブを増やしていくことです。

まとめ:アマチュアのクラブセッティングは実用的なものを

この記事ではアマチュアの方のクラブセッティングについて解説しました。

プロと比べて技術の低いアマチュアが高いスコアを出そうと思うと、しっかりと使えるクラブを選んでクラブセッティングをしていくことが重要です。

またラウンドの際には14本全てのクラブを持っていこうとせずに本当に必要なクラブだけを持っていくことで迷いなくプレーできます。

この記事を参考にして自分に本当に必要なクラブがなにかを決めておきましょう。


アイアンの飛距離はどのくらい出せばいいの?飛距離を安定させるためのポイントを解説します!

2022-01-31 [記事URL]

アイアンはフェアウェイ、ラフ、バンカーなどコースを回る中で
一番使用頻度の高いクラブですね。アイアンの特徴として、
飛距離よりも正確性が求められることが挙げられます。

ボールを狙ったターゲットの近くまで運ぶことができれば
プレーの確実性が上がりますし、スコアアップにもつながります。

そしてアイアンに飛距離が出れば出るほど狙える場所が増えて、
プレーの幅も広がっていくでしょう。

また自分のアイアンの飛距離が分かっていれば、
残りの飛距離で使うべきアイアンの種類をしっかり選ぶことができます。

今回の記事では、
「アイアンでおおよそどれくらいの飛距離を目指せばいいの」や
「飛距離が足りない場合はどうやって補えばいいのか」
について解説します。

ラウンドの中で使用頻度が高いアイアン。
ここをしっかりマスターして、最短距離で上達していきましょう!

1.自分のアイアンでの飛距離を知る

アイアンの飛距離を測る時は、コースではなく練習場で行うようにしましょう。

コースだと風・地形・高低差・天候など外的な要因に左右されて正確な飛距離が測れません。

しかし練習場なら、同じ条件・同じクラブで打ち続けられますし、距離表示もあるので自分のアイアンの平均的な飛距離が分かります。

飛距離を計測する時は、まず目標とする距離を決める⇒その距離が出せると思う番手を選ぶ⇒実際に打ってみる

ということを繰り返し行い、平均的な飛距離を出してみましょう。この作業を繰り返すことで、正確な距離感覚を磨くことができます。

 1.1.なぜ自分の飛距離を知る必要があるのか?

アイアンで打った時の正確な飛距離を知っておけば、
「手前にバンカーがあるから落ちないように手前で止めておこう」
「この池を超えるにはこの番手のアイアンを使った方がいいかな」
とコースを見て戦略を立てることができます。

その結果、池に落ちてしまったり、バンカーに捕まることが減って余計な打数がなくなり、好スコアを目指すことができるんです。

しかし間違った番手を選んでしまうと、思ったように飛距離が出なかったり、逆に飛びすぎてしまったりして戦略が成り立ちません。

なので自分のアイアンの飛距離をきちんと把握しておくことはとても重要なのです。

「自分は〇番アイアンを使ったら△△ヤードくらい飛ぶ」というのをしっかり把握して、コース攻略の戦略を立てていきましょう。

 1.2.各アイアンでの平均飛距離

ただいきなり何の知識もないまま、「今から練習場に行って持っているアイアンすべての飛距離を測ってきてください」と言われても困ってしまいますよね?

なので番手ごとのおおよその飛距離を頭に入れてから、自分の飛距離を計測しましょう。

アマチュアゴルファーの平均だと、
2番アイアン・・・195ヤード
3番アイアン・・・180ヤード
4番アイアン・・・170ヤード
5番アイアン・・・160ヤード
6番アイアン・・・150ヤード
7番アイアン・・・140ヤード
8番アイアン・・・130ヤード
9番アイアン・・・115ヤード
くらいの飛距離になります。

ただあくまで平均ですので、これよりも飛ばせる人と、そうでない方もいます。

初心者の方はまだそこまで飛距離が出ないと思いますので、上記の数字よりマイナス20ヤードくらいの飛距離になることが多いです。

 1.3.アイアンの”正しい飛距離”を知る

自分がアイアンでどれくらいの飛距離を出せるのかを正確に測るには、まず”7番アイアン”の飛距離を計測しましょう。

7番アイアンはドライバーと合わせて”飛距離の基準”と考えられることが多いので、7番アイアンの飛距離によって自分が飛距離が出せるゴルファーなのか、そうでないのかが分かります。

自分がどういうタイプのゴルファーなのかを知る意味でも、7番アイアンの飛距離はしっかり計測するようにしてくださいね。

2.アイアンで飛距離を出すためのポイントとは?

アイアンは飛ばすよりも”運ぶ”ために使うクラブですが、それでもアイアンの飛距離が伸びると狙えるターゲットが多くなり、スコアアップにつながります。

何より飛距離が伸びるというのはゴルファーにとって成長が実感できる瞬間なので、アイアンの飛距離を伸ばすポイントを押さえておきましょう。

番手を1つ上げることができればセッティングの自由度も上がりますし、様々なクラブを使いこなすこともできます。

そのためにもアイアンの飛距離を伸ばす練習はしっかりやっておきましょう。

 2.1.アイアンの飛距離はヘッドスピードに比例する

アイアンの飛距離は”ヘッドスピード”を上げることで伸びていきます。飛距離は「ヘッドスピード×5.55」という計算式で計算できるため、ヘッドスピードを上げれば上げるほど、飛距離は伸びていきます。

またヘッドスピードを上げればスピンも多くかかるため、狙ったところでボールを止めや すいというメリットもあるのです。

ヘッドスピードを上げるには、スイング練習を繰り返したり、筋力アップをするなど地道な練習が必要になりますが、それは着実にスコアに結びついてきます。

アイアンで正確なショットを打つためにも、ヘッドスピードを上げる練習は継続して行っていきましょう。

 2.2.シャフトをカスタムシャフトに変更する

手っ取り早くスイングスピードを上げる方法として、”シャフトをカスタムシャフトに変える”という方法があります。

どのメーカーでもカスタムシャフトを発売していますから、あなたの持っているクラブを同じメーカーのカスタムシャフトを取り付けるだけでOK。

軽くて振りやすいシャフトに変えれば、それだけでスイングスピードが上がります。いろいろ試してみて、自分に合ったカスタムシャフトを見つけてくださいね。

3.アイアンの飛距離を安定させる打ち方とは?

アイアンを打つ上で、飛距離を安定させるのも大事なポイント。

飛距離を正確に計測しようにも、打つ度に飛距離がバラバラだと意味がありませんよね。ただアイアンは、打つ時にいくつかポイントを押さえておけば、飛距離を安定させることができるんです。

毎回同じだけの飛距離が出せるようにして、正確にアイアンを打てるようにしましょう。

 3.1.アドレスでボールに近づきすぎない

アマチュアゴルファーはつい、アドレスの時にボールに近づきすぎる傾向があります。

あまりボールに近すぎると、スイングした時に体を上手く使えず、手打ちになってしまいます。

そうなると本来の飛距離よりも短くなってしまったり、インパクトがずれてしまったりしてアイアンの飛距離が安定しません。

アイアン以外のクラブでも言えることですが、アドレスの時はある程度ボールから距離を取って前傾するようにしましょう。

 3.2.”スリークオータースイング”で振り幅を抑える

アイアンは強く振るのではなく、フルスイングの4分の3くらいの振り幅に抑えたスリークオータースイングで振るようにしましょう。

アイアンの飛距離が安定しないという方は、ボールを上げようとしすぎてこの”スリークオータースイング”ができていないかもしれません。

アイアンは高い打球を打つのが苦手なクラブなので、無理に球をすくい上げようとしたり、クラブを振りすぎてしまう方が多いのです。

そうなるといつものスイングとは違った形になってしまい、ダフッたりインパクトが上手くいかなかったりして、なかなか飛距離が安定しません。

スリークオータースイングをする時は、フィニッシュ時の手の高さは肩くらいまでに抑えることをイメージしてください。

それくらいの力感でスイングすればきれいなフォームになりますし、変にグリップなどが緩むこともないので飛距離を安定させることができます。

 3.3.スイングの振り幅を左右対称にする

またアイアンのスイングは、振り幅が左右対称になるように心がけると飛距離が安定します。

振り幅が左右対称のスイングをすると、当てにいってどこかが緩んでしまったり、飛ばそうとしすぎて状態が突っ込んでしまうのを抑えることができます。

結果として、きれいなスイングでしっかりインパクトでき、飛距離が安定するのです。

むしろインパクトが安定して、フルスイングするよりも平均飛距離は伸びる、ということもありますので、アイアンを打つ時は左右対称のスイングを意識しましょう。

 3.4.アイアンは”ダウンブロー”で打つ

アイアンを打つ時はダウンブローで打つと、ボールに適度なスピンがかかって狙ったところで止めることができます。

ダウンブローとは、ボールに向かってスイングした時、一番低くなる最下点の手前でボールをとらえることです。

芝を刈り取るイメージでスイングする、と考えるとイメージしやすいかもしれませんね。

しっかりダウンブローでボールをとらえれば、アイアンでも打球に高さが出て、バックスピンがかかります。

これを毎回できるようになればミスショットが減り、アイアンの飛距離が安定するのです。

はじめのうちはダフッてしまったり、高く上げようとしてスイングが崩れてしまうかもしれませんが、ダウンブローをしっかり練習してアイアンの精度を上げていきましょう。

 3.5.アイアンは”ハンドファースト”を意識して!

“ハンドファースト”とは、自分の手元がクラブのヘッドよりも左側に出ていることを言います。

手元がスイングする方向を見た時に前に出ているので、ハンドファーストと呼ばれています。

ボールに向かってスイングした時、クラブが自分の右足を通過したあたりで手元がヘッドを追い越すイメージで振りましょう。

ハンドファーストがしっかりできていると、振り下ろした時のインパクトが強くなるので、先ほどのダウンブローで打ちやすくなります。

結果としてアイアンの飛距離が安定して、正確性も増していくんですね。

ダウンブローは、しっかりとハンドファーストで打てるかどうかが重要です。
ハンドファーストに打つ感覚をきちんと身に付けて、自信をもってアイアンを打てるようになりましょう。

4.自分に合ったアイアンを選ぼう

自分に合ったクラブを知る、というのは道具選びにおいて最も大切なことです。
それはアイアンも例外ではありません。

しかし初心者のうちは、
「どのクラブが自分に合っているかいまいち分からない」ということもあるでしょう。

そこでここからは、
“自分に合ったアイアンを選ぶポイント”について解説していきます。

 4.1.アイアンを選ぶ時の注意点とは?

アイアンを選ぶ時は、”ヘッドの大きさ”と”シャフトの素材”にまず注目しましょう。

まずヘッドの大きさですが、初心者の方はヘッドが大きいアイアンを選ぶのがおすすめです。大きい分単純にボールを当てやすいですし、多少ミートをミスしても打球に影響が出にくいのが特徴です。

ヘッドが小さいモデルは、その分ボールに力が伝わりやすくて飛距離が出るのですが、当てづらくより正確なミートが求められるので上級者向けと言えます。

そしてシャフトの素材ですが、アイアンのシャフトにはスチール製とカーボン製の2種類があります。

スチールは重くてしなりが少なく、逆にカーボンは軽くてしなりやすいです。
初心者の方はスチールを選ぶといいでしょう。

スチール製は重いですが、その分体全体を使ってスイングしなければならないので手打ちになるのを防ぐことができます。

またしなりが少ない分、スイングが安定しやすいのがポイントです。

 4.2. 3種類のアイアンの中から自分に合ったものを選ぼう

アイアンはヘッドの形状によって、3種類に分類できます。

ヘッドが小さく、とても薄くてヘッドが操作しやすいマッスルバックアイアン、
マッスルバックよりも一回り大きくしたキャビティバックアイアン、
キャビティバックをさらに分厚くしたポケットキャビティアイアンの3種類です。

それぞれ特徴があり、ゴルファーのレベルや何を求めるかによって
選ぶタイプも変わってきます。

アイアンを打つ時、多少ミスしてもカバーしてくれるクラブがいいのか?
それともボールを曲げたりスピンをかけたりする操作性に優れたものがいいのか?

あなたが求めるプレーを実現できるアイアンを選ぶようにしましょう。

 4.3. 3タイプそれぞれの違い

先ほどの通り、アイアンには

・マッスルバックアイアン
・キャビティバックアイアン
・ポケットキャビティアイアン

の3種類があります。

特徴を解説すると、
マッスルバックはヘッドが小さい分操作性が強いですが、少しでもミスをすると一気に飛距離が落ちてしまいます。

キャビティバックはヘッド全体が大きくなっているので、マッスルバックよりもミスに強いという特徴があり、ポケットキャビティはそれよりもヘッドが大きくてさらにミスに強い分、3つの中では操作性で劣ります。

初心者のうちはそこまで操作性を高めても使いこなせないことが多いので、とにかくミスに強いポケットキャビティアイアンを選んでおけば間違いないでしょう。

 4.4.ソールの厚さを確認しよう

ソールとは、クラブヘッドの”底”の部分です。
ヘッドの底を地面に付けることを「ソールする」なんて言ったりしますね。
アイアンを選ぶ時、このソールの厚さも確認するようにしましょう。

先ほどの3タイプで解説すると、

マッスルバック<キャビティバック<ポケットキャビティ の順番でソールが厚くなります。 つまり、ミスに強くなるほどソールが厚くなり、 操作性を求めるとソールは薄くなるということです。 ソールを厚くするとクラブの重量が増えるので、その分飛距離が伸びますし、反対に薄くなるとクラブが軽くなるので扱いやすくなるんですね。 さきほどの3タイプの中でも、このソールの厚みによって使い心地が変わってくるので、ソールの厚さもチェックしてアイアンを選んでいきましょう。 まとめ:アイアンが上達すればコースマネジメントが簡単になる! アイアンは番手によって様々な距離に対応していくクラブです。 ドライバーやパターなどと比べて、ラウンド時に使う頻度も多くなるでしょう。 なのでアイアンを上達させれば、正確に距離を稼いでいけるのでコースマネジメントがしやすくなるのです。 逆にアイアンが未熟なままだと、飛びすぎてしまったり、ミスして全然飛距離が出なかったりで計算が立たず、コースの攻略が難しくなります。 使用頻度の高いクラブだからこそ、しっかり練習するとともに自分に合ったアイアンを選んで、的確にコースマネジメントをしていきましょう!


正しいゴルフのスイングを身に付けよう!上達するためのスイングのポイントとは?

2022-01-31 [記事URL]

ゴルフを上達させるうえで重要なことは、”正しい”エネルギーをシャフトに与えることです。

ゴルフは止まっているボールを打つ競技なので一見簡単そうに見えますが、
いざやってみるとボールが変な方向に飛んで行ってしまったり、地面を思いっきり叩いてしまったり、空振りしてしまったり・・・なんてことは珍しくありません。

しかし正しくエネルギーをシャフトに与えることさえすれば、クラブはその構造上仕事をし、理想的なボールフライトを得ることができます。

正しいゴルフのスイングがあるとすれば、それは正しくエネルギーをゴルフクラブに伝えることなのです。
その視点から、正確に、遠くまでボールを飛ばせるようになるコツをまとめました。

記事の中で、一般的に皆さんがお持ちの
「ゴルフの正しいスイングを身に付けたい」
「正確に、遠くまでボールを飛ばせるようになってスコアアップを目指したい」
というお悩みを解決していきますので、この先を読み進めていってくださいね。

初心者以外の方でも、ボールがスライスしてしまったり、ダフッたりしてしまうのにお悩みの方は、今回のポイントを確認してもう一度ご自分のスイングを見直してみてください。

ここでは、あくまでも初心者の方へのメッセージとして読んでください。

一日も早くゴルフの腕前を上達させて、上級者の仲間入りができるようにしましょう!

1.スイングする前に確認すること

ゴルフはクラブをスイングしてボールを遠くまで、正確に打つスポーツです。

そして力強く正確なスイングをするためには、その前段階の”グリップ”と”アドレス”が正しくできているかがとても重要になります。

クラブを正しく握り、しっかりと構えてボールの前に立たないと良いスイングはできません。

ですので、スイングの動作に入る前にこの2点をしっかり確認して、強く・速く・正確なスイングを目指しましょう。

1.1.グリップの正しい握り方

実は正いグリップの握り方はプレーヤーによるのですが、初心者の方はまず、ゴルフのグリップはできるだけ優しく、誰かにクラブを掴まれたらそのまま持っていかれるくらいの力加減で握りましょう。イメージとしては、強く握った時の半分くらいの力です。

強く握って思いっきり振ったほうが遠くに飛びそうですが、ボールを遠くに飛ばすために必要なのは腕力ではなくスイングスピードです。

グリップをいくら強く握ろうがスイングスピードにはつながらないので、飛距離アップにはつながりませんし、かえってシャフトをしならせたり、ヘッドを走らせる邪魔になってしまいます。

初心者の間は優しく握ると、「スイングしたときにクラブが飛んで行ってしまうのではないか?」と怖くなるかもしれませんが、そのくらい優しく握ることが良いスイングをするポイントです。

1.2.アドレス時に注意するべきポイント

アドレスはスイングにおいて最も大切な要素です。正いアドレスをここで全てを語ることは難しいので、初心者の方がまず意識するポイントをお知らせします。

まず、ゴルフは地面にあるボールを打ちますので、それができる体制を整えることが大切です。つまり、骨盤をたたせて横隔膜付近からしっかりと前傾角度をとります。その際に腹圧をかけることが肝になります。

こうしてアドレスをとるとお尻の位置が上がります。また、骨盤と背骨がストレートに関係性を保つようにします。背筋が丸まっていたり、おしりの位置が低くなっているとボールがまっすぐ飛ばなくなってしまいます。

次に意識するポイントは、アドレスの時のスタンス(足幅)です。

ボールの前に立つ時の足幅は、ドライバーの時は3.5足分、アイアンの時は2.5足分くらいが基本です。
初心者の方はこのスタンスを広げすぎる傾向があります。

スタンスを広くするとボールを遠くに飛ばすパワーは生まれますが、その分腰の回転運動や体重移動をスムーズにできなくなり、ぎこちないスイングになってしまいます。

スタンスは広げすぎずに、スムーズに回転と体重移動ができる幅で立ちましょう。このように構え、前傾角度をとれていれば、若干つま先体重になるはずです。

1.3.スイングするときにボールを置く位置

使用するクラブによって、ボールを置く位置が若干変わります。

一般的によく言われるのは、”ドライバーなら左かかとの延長線上”、”9番アイアンは体の中心寄り”ということです。

番手が上がれば上がるほど、ボールの位置はスタンスの中心になり、体に近くなると言われます。

初心者のうちはそう考えていただいていいのですが、実は技術力が上がるとボールの位置は打ちたい球質によると言えるようになります。

1.4.腕の”三角形”を意識する

ゴルフのスイングでもう一つ重要なのが、”手元”と”両肩”を結んだ三角形を決して崩さないということもよく言われます。

三角形が崩れるということは、テークをバックしていく過程で左腕で胸を潰してしまうということです。

すると、ゴルフクラブには正いエネルギーを与えることができなくなります。


初心者のうちは、スイングの過程でこの三角形が維持できているかどうかは常に意識するようにしてください。

2.テークバックのポイント

アドレスからスイングを開始するまでの動作のことを”テークバック”と言います。

実際にスイングしてからボールをインパクトするまでの過程の一つですが、そのどれか一つでもおろそかにしてしまうと、良いスイングはできません。

しっかりテークバックのポイントを押さえて、その後のスイングが速く、正確なものになるようにしていきましょう。

2.1.テークバックの注意点 

まず理解をしていただきたいのはスイングの基本は身体の縦旋回だということです。
ここでは難しい話になるので省略しますが、ゴルフクラブは右回りをさせなければいけないことを覚えていてください。そのためには身体は縦に旋回をしなくてはいけません。

その際に、テークバックでは体の右側にクラブを引いていくわけですが、両手が腰の高さに上がるまでは腕の三角形を崩さないように意識してください。

力を入れすぎないように、自然に腕を伸ばしたままクラブを上げていきます。
身体の左側に側屈を入れながら身体は縦に旋回させる感じでひねります。

この時気を付けたいのが、膝を伸ばさないようにすること。膝が伸びてしまうと重心が定まらず、良いスイングができません。

テークバックの時は軽く膝を曲げ、クラブを上げるにつれて右の股関節に体重が乗るのを感じてください。

2.2.テークバックはヒジと脇を意識する

テークバックでクラブを上げるにつれて、自然と右ヒジが曲がってきます。この時、右ヒジが下を向いているかに注意してください。

脇が開いて右ヒジが横を向いていたりすると、スイングの時にブレてしまい、正しいインパクトができません。

ミスショットを減らすためにも、”右ヒジは下に向ける”ことに気を付けましょう。

2.3.体を回転させるのは90度まで

そして左肩がアゴに当たるまでクラブを上げたら、次は腰を回転させてひねりを加えていきます。

腰の回転でボールを打つことで遠心力も働き、ボールを遠くまで飛ばすことができるのです。

この時のポイントは、ボールを遠くまで飛ばしたいからと言って無理に腰をひねりすぎないこと。腰をひねりすぎるとバランスを崩してしまいミスショットの原因となります。

腰は90度くらい回転させて、左肩が右の股関節の上に来るくらいまでひねる感覚を持っておきましょう。

3.トップスイングのポイント

トップスイングとは”クラブを最も高く振り上げた状態”のこと。

ここから実際にボールを打つダウンスイングに入っていくわけですが、スイングはあくまでもゴルフクラブのヘッドの回転運動ですから、トップを特段意識することは必要ありません。

トップでは静止するわけではありませんが、その位置をある程度意識することは初心者のレベルでは有効です。

鏡などでフォームをチェックして、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

3.1.左肩の位置を確認する

まずトップスイングで、、アゴ・左肩・右股関節が一直線になっているか、は一つの基準として押さえていて良いでしょう。

これまでのポイント全て押さえていれば、この3つが縦に並んでいる状態になるはずです。もしどこかのパーツがずれていたら、それはスイング全体のズレにもつながってくる可能性があります。

トップスイングの時にはアゴ・左肩・右股関節の位置を必ず確認しましょう。

3.2.”左手”の”親指”に意識を向ける

トップスイングの時にもう一つ意識を向けるポイントが、”左手”の”親指”。正しいトップスイングをすると、左手の親指付け根にクラブの重みを感じるはずです。

もし重みを感じないのであれば、グリップが正しくできていなかったり、左手首が変な方向を向いていてボールが曲がってしまったりします。

トップスイングは止まった状態で確認できるので、一つ一つ意識を向けながら正確に作っていきましょう。

4.ダウンスイングのポイント

さて、いよいよクラブを振り下ろし、ボールをインパクトする”ダウンスイング”です。ダウンスイングでは”体を動かす順番”が重要になってきます。

正しい順番で体を動かしていけば、しっかりボールをとらえてインパクトできるのでより遠くまで、正確に飛ばすことができます。

ついクラブを思いっきり振りたくなりますが、ポイントを押さえながらスイングしていきましょう。

4.1.一瞬トップで”間”を作る

ダウンスイングでは、”体を先に動かして、手が遅れて出てくる”のが理想と言われます。この一瞬のギャップのことを”間”と言います。

手が遅れて出てくることで遠心力が生まれますし、腕に余計な力が入らないのでスムーズなスイングができるのです。

腕は振らねばなりません。その際に胸が右を向いている間に振ることになるのですが、それが結局手打ちにつながってはいけません。

初心者の方はこの間を作れずつい急いで打ってしまいがちですが、”最初に体、手は後”という順番は覚えておきましょう。

4.2.始動するのは”左ひざ”から

ダウンスイングするときに一番最初に動かすのは”左ひざ”です。
クラブを振り下ろす動作なので、つい腕や腰を先に動かしたくなりますが、まずは左ひざをアドレスの状態に戻す動作からスタートしてください。
そうすれば自然と腰、腕がついてきて、先ほどの”間”のあるスイングができます。

体重移動もスムーズになるので、まずは”左ひざをアドレスに戻す”動作からダウンスイングを始めていきましょう。

4.3.頭の位置は動かさない

ダウンスイングは体のひねりや体重移動を使ってボールをインパクトしますが、大事なのは体の軸、つまり”頭”が結果的に動かないということです。

人間の頭は体重の10%ほどもあると言われており、かなりの重量があります。なので頭の位置がぐらぐら動いてしまうとスイングの支点がブレてしまい、正しいクラブヘッドの右回りの円運動を確保できません。

スイングは縦旋回なので、その結果として頭の位置は動かずに確保されます。

4.4.ボールはあくまでスイングの通過点

ボールという目標物があると、ついそれに向かってスイングしてしまいたくなりますよね。

しかしゴルフのボールは、あくまで”スイングの通過点”にあるものです。変に意識して当てに行こうとすると、ぎこちないスイングになってしまいますし、再現性もなくなるので毎回同じスイングができなくなってしまいます。

ボールはあまり意識せず、いつも素振りをしている感覚でスイングできると再現性の高い正確なショットが打てるようになります。

5.フィニッシュのポイント

ボールをインパクトして、最後までクラブを振り切ったところをフィニッシュと呼びます。

このフィニッシュも非常に重要なのですが、自分で形を作るものではありません。支点を確保しバランスのとれたスイングをすれば自ずとフニッシュが安定します。

逆説的ですが、フィニッシュの形をしっかり作っっていくことも、途中過程のスイングも向上させることにつながると言えます。

5.1.フィニッシュ後、体重はほぼ左足に移る

フィニッシュした後は、体の体重はほぼ左足に移っているのがベストです。

途中で手打ちになってしまったり、腰の回転が上手く使えていないと右足に体重が残ってしまったりするので、注意しましょう。

左足にしっかり体重が乗り、右腕は自然と伸びてクラブのシャフトが地面と平行よりやや下を向いているような形が正しいフィニッシュと言えます。

5.2.おへそがターゲットの方を向くようにする

フィニッシュの時、体をしっかり回転させておへそがターゲットの方を向くようにしましょう。

おへそがターゲットの方を向いていないと、腕を使ってボールをコントロールしてしまっている可能性があります。

腕を使ってボールの方向を制御しようとしても、毎回再現するのが難しいのでショットが不安定になってしまいます。

必ず腰の回転を使ってスイングし、最後は体ごとターゲットの方を向くことを忘れないでください。

5.3.左足一本で立てるような状態にする

フィニッシュした後は右から左に体重を移動させているわけですが、この時左足一本で立てるくらいまで体重を移すのが重要です。

右足は指先だけでバランスを保つ程度で、ほぼ体重が乗っていないのが正しいフィニッシュとなります。

その状態で右足を上げても、5秒くらい立っていられるくらいがベストです。またこの時、右肩が左足の上にあることを確認しましょう。

6.クラブ別のスイングする際の注意点 

扱うクラブによって、スイングの仕方も微妙に変わってきます。

例えばドライバーとアイアンではクラブの役目が違うので、スイングの仕方や軌道も変わってくるのです。

それぞれのクラブに合ったスイングをすれば、着実にスコアアップにつながっていきますので頑張って練習していきましょう!

6.1.ドライバーでスイングする時の注意点

ドライバーでスイングする時は、アイアンの時よりもボールから離れてスイングします。つまり、シャフトがより水平に近い角度となります。

ボールから距離を取り、ボールを左足側に置くことでしっかりとスイングのスペースが確保でき飛距離を出すことができるのです。

逆にボールからの距離が近すぎると、窮屈なスイングになり、スライスが出やすくなってしまうので、ドライバーを使う時はちゃんとボールからの距離を取りましょう。

6.2.アイアンでスイングする時の注意点

アイアンはシャフトが短いので、ドライバーよりもボールの近くにアドレスしてスイングします。

また、ボールも体の中心付近に置き、よりコントロールしやすい位置に立つのが重要です。

そしてアイアンはドライバーと違い、地面に置いてあるボールを打つので”ダウンブロー”という打ち方をしなければなりません。

ダウンブローとは簡単に言うと、”クラブで芝を刈り取るようにスイングする”ということ。

多くの方はアイアンで打つ時、ボールを上げようとするあまりすくい上げるように打ってしまいますが、これは一番のミスの原因です。

アイアンはスイング軌道上にある芝を刈り取るイメージでスイングするのが、正しい方法となります。

まとめ:ゴルフスイングの練習で目指すべきことは

今回はゴルフのスイングについて解説してきました。

ゴルフのスイングと言っても、いくつものパートに分かれており、そのどれか一つでもおろそかにすると良いスイングにはなりません。

まずは一度にやろうとせず、パートごとに分解して、しっかりとご自分のフォームをチェックしながら練習していきましょう。

そして一つの動作につなげて、毎回同じスイングができるようにする。そうすれば飛距離も安定感も増して、好スコアでラウンドすることができるでしょう。

ただ漫然とボールを打つのではなく、「今は何に注意するんだっけ?」と今回のポイントを思い返しながら正しいスイングを身に付けてくださいね!


自分のスタイルからクラブセッティングを考えよう!スコアを最高にするためのセッティングとは?

2022-01-31 [記事URL]

クラブセッティングとはラウンドに持っていく14本のクラブを選ぶ、ということです。この14本の内訳は完全に自由なので、はじめのうちは「何をもっていけばいいのか分からない・・・」なんてことになるかもしれません。

なので初心者の方は適当に14本選んで持っていく、なんとことをやりがちですが、それは非常にもったいないこと。セッティングをしっかりやればミスも少なくすることができますし、コースマネジメントもぐっと楽になります。

そこで今回は各クラブの得意な分野と苦手な分野を把握し、適切な14本を選んで戦略的にセッティングする方法を解説します。

セッティング次第ではあなたのスコアを最高値まで高めるセッティングを考えていきましょう!

1.それぞれのクラブの特性を把握しよう

ラウンドに持っていけるクラブは14本と決まっています。
しかし決まっているのは本数だけで、どのクラブを何本持っていくかはすべてゴルファーが決めることができます。

セッティングを工夫するとシチュエーションごとに適切なクラブを使うことができるので、ミスの度合いを減らすこともできますし、スコア改善にもつながります。

初心者のうちは、「何となく手持ちの14本を入れてきました」となりがちですが、これはとてももったいないこと。

そこで今回は初心者の方、特に100切りを目指している方に向けて、セッティングの考え方について解説していきます。

2.実際にセッティングを選んでいく

セッティングを考える上で、まず考えるのが「必ず使うクラブから選んでいく」ということ。

ラウンドを回る中で、最も使用頻度が高くなると思うクラブから選んでいくことが重要です。

ゴルフの世界には「飛距離はクラブ、スコアはセッティング」という言葉があります。それだけセッティングとスコアは密接に関わっているんですね。

セッティングの中で必要なクラブ、そうでないクラブをしっかり判断して、好スコアにつながるセッティングをしていきましょう。

 2.1.絶対に必要になるクラブはこれ!

まずラウンドの中で絶対に必要になるクラブは、ドライバー、パター、サンドウェッジの3つです。この3つはどんなコースを回るにしても、必ずセッティングに組み込んでおきましょう。

ドライバーは最も飛距離が出るクラブで、通常のPAR72のコースならほぼ毎回ドライバーから始めることになります。

トップクラスに使用頻度が高いクラブですので、しっかり練習してセッティングの中に入れておいてくださいね。

そして必ずセッティングに入れなければならないクラブのもう一つが、パター。ホールの終わりはほぼ必ずパターで終わるので、グリーン上で必ず登場するクラブになります。

むしろグリーン上ではパターしか使えないので、こちらもちゃんとセッティングの中に入れておきましょう。パターは全ストロークの4割以上を占めると言われているほど、重要なクラブです。

そして絶対に必要になるクラブの最後が、サンドウェッジです。

バンカーにボールが落ちてしまった時、活躍するのがこのサンドウェッジ。もしこれがなければ、バンカーからボールを脱出させることが極めて難しくなります。

バンカーでしか使わないクラブですが、それゆえに唯一性があるクラブですので、こちらもしっかりセッティングに組み込んでおきましょう。

 2.2.ドライバー、パター、サンドウェッジ以外のクラブはどうするか

ドライバー、パター、サンドウェッジが決まったところで、次はそれ以外のクラブをどうするかを考えていきます。

基本的にはアイアンとフェアウェイウッド、ウェッジ、そしてユーティリティを何本ずつ持っていくかという組み合わせになるかと思います。まずアイアンですが、これは打てる番手から順番に入れておけばいいでしょう。

アイアンは基本的に5番か6番からのセットになっていることが多いですが、初心者のうちは5番アイアンで打っても、7番とか8番アイアンとそれほど飛距離が変わらないということがあります。

長いクラブのほうが扱いづらくなる、というのはゴルフの常識ですよね。
なのでそれだったら5番アイアンなんて最初からセッティングに入れないで、7番、8番を使った方がスコアは安定します。

もちろんアイアンが得意なら5番や6番を入れてもいいでしょう。

近年、アイアンはセッティングの中からどんどん本数が少なくなっているクラブですので、基本的に「問題なく打てる番手まで入れる」という考えでOKです。

そしてフェアウェイウッド。これはまず5番ウッドから入れましょう。

5番ウッドは地面から打つクラブの中ではかなり飛距離が出ますし、比較的打球も上げやすいので活躍する場面は多いです。

次に7番ウッド。
これは2番、3番といったロングアイアンの代わりになるクラブです。

アイアンよりも軽く楽に振れるので、アイアンタイプよりウッドタイプのクラブの方が扱いやすくなっています。

基本的にこの2本を押さえておけば大丈夫ですが、シニアや女性ゴルファーはもう一本、11番ウッドあたりを入れておくのもいいでしょう。

次はウェッジです。
ウェッジはフルスイングするクラブとしては、最も短くロフト角も大きい。
つまり初心者にも扱いやすいクラブと言えるのです。

このウェッジはフェアウェイウッドやアイアン、ユーティリティに比べて少し多めに持っていくといいでしょう。

ウェッジは52度と58度の2本がセットになっていることが多いので、セッティングでも何となくウェッジは2本、としている方が多いです。

しかし正確な飛距離管理をするには、ウェッジは50度、54度、58度の3本は入れておきたいところ。

特に50度のウェッジは初心者にも簡単に扱えるクラブなので、100ヤード前後の距離が安心して打てるようになります。

最後にユーティリティ。
ユーティリティを上手くセッティングするには、自分が「アイアンはこの番手までだったら自信を持って打てる」という距離を把握することです。
そして、自信がない番手をユーティリティに変えていく、という考え方をするといいでしょう。

「自信がないアイアンをユーティリティに変える」という発想ですね。

初心者の方は6番くらいから上手く使えなくなってくるので、このあたりの距離を打つアイアンをユーティリティに変えていくのがおすすめです。

 

2.3.苦手なクラブはセッティングに入れない

セッティングに置いて、「苦手なクラブは最初からもっていかない」という考え方もあります。

苦手なクラブはそもそも使おうという気にもなりませんし、近い飛距離が出る得意なクラブを使った方が結果的に好スコアにつながることが多いです。

もしフェアウェイウッドが苦手なら本数を減らしてユーティリティに変えてみたり、アイアンが苦手ならウッドタイプのユーティリティやショートウッドに変えるといいでしょう。

無理に苦手なクラブを使ってもスコアを落とすだけですし、良い結果にはつながりません。

自信をもって使えるクラブを入れておくことで、安心してラウンドすることができるのです。

2.4.アマチュアならこのクラブは必要ありません!

アマチュアゴルファーにとってまず必要ないと言い切れるのが、”3番ウッド”です。

3番ウッドはフェアウェイウッドの中で主役になる番手なので、つい初心者の方はセッティングに入れてしまいがち。

しかしこの3番ウッドは、初心者だけでなく、アマチュアゴルファーの9割以上は使いこなすことができません。
理由は、地面から打つクラブとしては最も長くて扱いづらいということ。ものによっては、一昔前のドライバーと同じくらいの長さの3番ウッドもあるのです。

それを地面から打つのは、アマチュアゴルファーにとっては至難の業でしょう。100切りを目標にしていたり、スコアが90台のゴルファーにとっても使わない方が無難なクラブです。

2.5.アイアンは何本入れればいいか?

先ほど解説した内容と重複しますが、アイアンは「自信を持って打てる番手」だけ入れておけばOKです。

近年、アイアンはセッティングの中からどんどん本数が減っており、代わりにユーティリティやウェッジを入れるゴルファーが増えて来ています。

アイアンに苦手意識がある方だと、番手が2つくらい違ってもそれほど飛距離が変わらないこともありますので、打てる番手だけセッティングに入れておけばいいでしょう。

3.自分の弾道や飛距離からクラブを選ぶ

セッティングを選ぶのに、自分の弾道や飛距離といった特徴を考えて、そこからクラブを選んでいく方法もあります。

あまり飛距離に自信がないならそこを補うクラブ、打球を上げるのが苦手なら比較的上げやすいフェアウェイウッドを入れるなど、自分のプレーから考えていきましょう。

自分の苦手を補ってくれたり、反対に得意なプレーを伸ばしてくれるクラブを入れることで、スコアアップを目指せます。

 3.1.弾道が低いゴルファーのセッティング

弾道が低くなりがちな方は、打球が上がりやすいフェアウェイウッドを多めに入れるといいでしょう。

苦手なプレーを助けてくれるクラブを使えば、スイングを無理に修正しようという動きもなくなって、ミスの度合いを減らすことができます。

5番、7番、9番ウッドあたりを入れておけば、どんな距離でも打球を上げやすいクラブを使っていけます。

弾道が低い方が、障害物が多いコースを回る時に役立つセッティングと言えるでしょう。

 3.2.弾道が高いゴルファーのセッティング

弾道が高いゴルファーは、打球が弱くなって強風時などに正確性を欠いてしまうことがあります。

なので低弾道で強い打球が打てるクラブをセッティングに入れておきましょう。

フェアウェイウッドは3番位にしておいて、ユーティリティやアイアンを多めに入れておけば強い打球を打つクラブを揃えられます。

もしアイアンに苦手意識がなければ、ロングアイアンのところをアイアンタイプユーティリティに変えていってもいいですね。

 

3.3.飛距離に自信がないならユーティリティを入れよう

飛距離にあまり自信がないという方は、セッティングの中にユーティリティを1~2本入れるようにしましょう。

ユーティリティはフェアウェイウッドよりミートしやすく、アイアンよりも飛距離が出るため、この間の飛距離を埋めるのに最適なクラブです。

特に初心者のうちは4番アイアン、5番アイアンといったロングアイアンを上手く扱うのは難しいですから、フェアウェイウッドとアイアンの距離にギャップができてしまいます。

その距離をユーティリティで補うことで、飛距離管理を正確にすることができるんですね。

4.100切りを目指すゴルファーのセッティング

初心者の方がまず目標にするのが、”100切り”でしょう。
スコアが100を切れば初心者を卒業して、中級者の仲間入りと言ってもいいのではないでしょうか。

そこでここからは、100を切るためのセッティングについて考えていきます。

 4.1.短い距離のクラブを充実させよう

100切りを目指すゴルファーは、
短い距離、特に”100ヤード以内”を充実させることが大事です。

100ヤードというと、ちょうどグリーン周辺ですね。
上級者であれば、同じクラブでも数十ヤードくらいの打ち分けができるのですが、初心者の方はそうもいきません。

むしろ力加減をミスしてしまって、スコアを悪化させてしまうことの方が多いです。

なので繊細な飛距離コントロールが求められるようになる100ヤード以内の距離のクラブを充実させることが、100切りを達成する近道なんですね。

 4.2.ドライバーを外す必要はない

100切りを目指すと行くゴルファーに対して、たまに「ドライバーは使わないようにしましょう」なんて書いてある記事を目にします。

しかし結論から言うと、ドライバーを外すメリットは全くありません。

フェースも広く、ボールも高くティーアップしているので、ドライバーはさほど難しいクラブではありません。
フェアウェイウッドでティーショットする方がよっぽど難しいです。

最初のティーショットでドライバーを使わないというのは、それだけで距離のハンデを背負うことにもなりますので、ドライバーは必ずセッティングに入れるようにしましょう。

 4.3.長めのショートホールに合わせたクラブを入れておく

ラウンドする時に、その日のコースに長めのショートコースがあるなら、そこに特化したクラブを入れておくのもおすすめです。

たった1ホールのために専用のクラブを入れるの?と思われるかもしれませんが、1日ラウンドする中で、14本すべてのクラブを使うことはめったにありません。一度も使用せずにラウンドを終えるクラブが出てくるのです。

それだったら、使う可能性が低いクラブを抜いて、ショートコース専用のクラブを入れた方が好スコアにつなげやすいです。

池越えをするホールがあるなら、飛距離の出やすいショートウッドを入れたり、

長い打ち下ろしがあるホールなら、強い打球が打てるアイアンタイプのユーティリティを入れてみたり・・・100切りを目指している方は意識してみてくださいね。

まとめ:クラブの特徴を把握し、戦略的なセッティングをしよう!

今回はクラブのセッティングについて解説してきました。

ラウンドに持っていける14本は自由に選べるので、クラブごとの特徴、そして自分がクラブに何を求めるかを考えるのが重要です。

絶対に必要になるクラブを押さえておいて、自分の得意なクラブ、自分の苦手を補ってくれるクラブ、その日のコースを見て必要になりそうなクラブ・・・

それらを適切に選ぶことで、スコアにも大きく影響してきます。

ただ何となく14本選ぶのではなくて、戦略的なセッティングをして好スコアを目指しましょう!


ゴルフのユーティリティって何?おすすめの選び方について解説します!

2022-01-31 [記事URL]

ユーティリティとは、30年ほど前に誕生した今あるジャンルの中では一番新しく生まれたクラブ。

ユーティリティはフェアウェイウッドとアイアンの中間の距離を対応するためのクラブで、

打ちやすくてボールが上がりやすく、ミスへの寛容性が特徴となっています。

最近はアイアンのセットが6-7番からのセットになっていることが多いことと、1.3.5Wなどのウッド系クラブとの飛距離差を埋めるためにユーティリティをバッグに入れるゴルファーが圧倒的に増えました。

また、フェアウェイウッドとアイアンの良いところを掛け合わせたようなクラブなので”ハイブリッド”と呼ばれたり、扱いやすく役に立つお助けクラブであることから”レスキュー”と呼ばれたりもします。

ただ、何かと便利なユーティリティですが、

いざ選ぼうと思うと

「種類が多すぎてどれを選んだらいいのか分からない・・・」

「自分の腕前に合ったユーティリティはどれなの?」

という疑問が出てくるかもしれません。

そこで今回は、そんな1~2本持っておくと重宝するユーティリティの選び方について解説します!

1.ユーティリティについて

ユーティリティは”UT”と略され、ボールを遠くへ飛ばすフェアウェイウッドと、正確にボールをコントロールすることに長けたアイアンの中間に位置するクラブです。

別名をハイブリッドやレスキューともいう、初心者にもおすすめの便利で扱いやすいクラブです。

初心者におすすめ、と言いましたが、プロの間でも普通に使われています。

今回はそんなユーティリティの選び方について解説していきましょう。

 1.1.ミスに対して寛容性のあるクラブ

ユーティリティはアイアンに比べてヘッドが大きく重心深度があるために、慣性が高い傾向にありボールをあげやすい構造となってます。

なのでショットが安定しやすく、アイアンと比べてミスに寛容性があるクラブと言えるでしょう。

アイアンより打球を上げやすいので、スイングスピードが足らずにロングアイアン(4番、5番アイアン)ではスピンがかからずに飛距離を出せないような方に、楽に打ててグリーンに止まるような高いボールを得る目的に使えます。

また、フェアウェイウッドに比べて抜けが良く強い打球を打ちやすいので、打球が弱くなりがちな方にもおすすめのクラブと言えます。

 

1.2.ユーティリティは何本必要?

クラブの本数は14本と決まっています。

アイアン が6番からと仮定して、ウッド系がドライバー、3W、5Wの3本を入れるとした場合、多くの場合20-24度のロフト角のユーティリティー2本を入れるのが一般的です。経験者は、ラウンドするコースにより、ロングアイアンとユーティリティーをスイッチしてバッグに収めます。

アマチュアや女子プロゴルファーは、ロングアイアンを抜いてユーティリティに変えていることが一般的でしょうか。

ロングアイアンは少しでもダフッたり芯を外してしまうと、それだけで飛距離がガクンと落ちてしまいます。

ロングアイアンを使う距離は200ヤードくらいが多いですが、もしミスショットをしてしまうと100ヤード以上残してしまうこともザラにあります。

しかしユーティリティにならミスへの寛容さからそこまで飛距離を落とすことがないので、最低でもグリーン周りくらいまでは持っていけるでしょう。ロングアイアンに比べて安定してスコアを刻んでいけるのです。

2.ユーティリティの選び方

ユーティリティはヘッドの形やシャフトの素材などの要素によっていくつかの種類に分類されます。

それぞれ打てる打球の質に特徴が出ますので、自分の得意・不得意やユーティリティそのものの特徴から考えて、自分に合った1本を選べるようにしましょう。

 2.1.ヘッドの形状で選ぶ

ユーティリティにはヘッドの形がウッドに似ているウッドタイプと、アイアンに似ているアイアンタイプの2種類が存在します。

この2種類の大きな違いは、”弾道”にあります。

ウッドタイプは打球を高く打ち上げることができ、アイアンタイプは強い打球を前に飛ばすことができます。

ウッドタイプは”高弾道”、アイアンタイプは”強弾道”と覚えておきましょう。

今はプロゴルファーの間でもウッドタイプを使う人が多くなっており、アイアンタイプのユーティリティは数自体が少なくなっています。しかし、線たkは

 2.2.番手(ロフト)の角度で選ぶ

ユーティリティを選ぶ時は、クラブのロフト角で選ぶ方法があります。

ロフト角についての詳しい説明はここでは省きますが、「ロフト角が大きいほどボールが高く上がりやすい」と覚えておいてください。

クラブを見ると、#3(20°)のように番手とロフト角が書いてあります。

持っているクラブのロフト角の偏りをなくすことで、どんなコースにも対応しやすくなるのです。

例えばあなたの5番ウッドのロフトが18°、5番アイアンのロフトが24°なら、ユーティリティのロフトはその中間の22°位を選ぶといいでしょう。

目安は、ロフトがフェアウェイウッドより2°~4°大きく、アイアンより2°~4°少ないものを選ぶことです。

 2.3.シャフトの素材で選ぶ

シャフトの素材によっても、ユーティリティの使い心地は変わってきます。

カーボン製のシャフトは実は硬いのですが良くしなり、軽量なので飛距離を出すのに向いています。

ウッドタイプのユーティリティと組み合わせることで効果を発揮するでしょう。

またスチール製のシャフトはしなりにくく重いため、スイングを安定させることができます。

正確性に優れたアイアンタイプのユーティリティと組み合わせるのに向いています。

クラブの重さのほとんどはシャフトで決まるため、ここを変えると打球やスイングに少なからず影響が出ます。

自分のプレーを振り返ってみて、より適したシャフトを選んでください。

 2.4.FP値で選ぶ

FP値とは、フェース(クラブヘッドのボールを打つ面)がどれだけ出っ張っているかを示す値です。

FP値が大きいといわゆる出っ歯な形になり、小さいとアイアンのような形状になります。

FP値が大きいと重心が低くなり、出っ歯な面がボールを拾ってくれるので、水平に近いなだらかなスイングをしても芝から拾い上げてボールを上げてくれます。

ウッドタイプのユーティリティの特徴とかみ合っていますね。

反対にFP値が小さいと、重心が高くなり上から下に振り下ろすダウンブローでボールをとらえることになります。

こうすると強く速い弾道を打つことができるので、アイアンタイプのユーティリティと合わせやすいということですね。

3.おすすめのユーティリティはこれ!

これまでユーティリティの種類、そして特徴について解説してきました。

ただ、いざ自分でユーティリティを選ぼうと思うと、

「種類が多すぎてどれを選んでいいのかわからない!」

「自分に合ったものと言われても、まだ始めたばかりだし・・・」

なんて思われるかもしれません。

そこでここでは、レベル別にユーティリティを選ぶポイントについて解説していきます。

 3.1.初心者におすすめのユーティリティ

初心者の方はシャフトをできる限りアイアンの流れのまま素材を選ぶのがおすすめです。

例えば、スチール製のシャフトはしなりにくく、安定しているためボールがとらえやすいという利点がありますが基本的には重量があります。アイアン をスチールシャフトで構成している場合にはその重量フローを維持できます。

また、重量があって体全体を使わないと上手くスイングできないため、初心者の方がやってしまいがちな”手打ち”を防ぐ効果もあります。

また、シャフトの硬さはR(レギュラー)がいいでしょう。

Rのシャフトは少し柔らかくて、まだスイングのテンポやスイングスピードがそこまで早くない初心者の方が振りやすくなっています。

メーカーは、今使っているほかのクラブと同じものを選べば問題ありません。

 3.2.中級者~上級者におすすめのユーティリティ

中級者~上級者の方は、もう自分のプレーの特徴が分かっていると思うので、そこを補うユーティリティを選びましょう。

飛距離に自信がないならウッドタイプ、強い球を打ちたいならアイアンタイプにして、FP値やロフト角も自分の苦手な部分を克服できるものを選ぶべきです。

中級者~上級者なら、しなりを使って打つ感覚は身に付いていると思うので、シャフトはカーボン製を使うとパフォーマンスが上がります。

しなりを生かしたスイングをすれば、ユーティリティの距離も打球方向もかなり安定してきます。

またシャフトの硬さはそれぞれですが、プレーヤーによっては硬めのものも使用できます。

一般的に硬めのシャフトはスイングのテンポやスイングスピードが速い人に向いています。

中級者~上級者なら十分使いこなせるはずですので、適切なシャフトを選んで好スコアを目指していきましょう!

4.初心者はこの条件のユーティリティがおすすめ

初心者の方がユーティリティを選ぶ上で、ぜひ知っておきたいポイントがあります。

この条件に当てはまるユーティリティを選んでおけば、初心者の方にも使いやすく楽しんで練習ができるでしょう。

これからお話しする条件を満たしたユーティリティを選んでおけば間違いない、というポイントを解説していきます。

 4.1.初心者におすすめのヘッド

初心者の方がユーティリティを選ぶ時、ヘッドはウッドタイプを選ぶようにしましょう。

初心者のうちはまだ飛距離が十分出ないので、遠くまで飛ばすことに長けたウッドタイプのユーティリティを持っておけば、200ヤードくらいの遠い距離も対応できるようになります。

また、ヘッドの大きさは大きめのものがおすすめ。

ヘッドが大きいとスイートエリアが広く、多少ミスしても打球に影響が出にくいので安心して振ることができます。

ヘッドが小ぶりなものは操作性に優れていて、打球をコントロールしやすいのですが、その分正確で繊細なミートが求められます。

やや上級者向けの作りとなっていますので、まずは”ウッドタイプ”で”大きめ”のヘッドを持ったユーティリティを選びましょう。

 4.2.FP値は大きめを選んでおけばOK

初心者の方は、ユーティリティのFP値は大きめのものを選んでください。

FP値が大きい、出っ歯なクラブはなだらかなスイング(レベルブロー)で振ってもボールが上がりやすくなっています。

芝に沈んでいるボールでも拾いやすくなるので、ダフりのリスクも減らすことができるのです。

初心者の方が苦手とするところをある程度クラブが補ってくれるようになるんですね。

逆にFP値が小さいと、上から下に振り下ろすダウンブローで正確にボールをとらえなければならず、ダフりの危険性が増えてしまいます。

弾道も高さを出すことが難しくなるので、初心者の間は扱いづらいかもしれません。

まずはミスに強く、高さを出しやすいFP値の大きいユーティリティを選ぶのがおすすめです。

まとめ:自分のスイングやプレーから最適なユーティリティを選んでください!

今回はユーティリティの特徴、そしておすすめの選び方について解説しました。

ユーティリティはヘッドの形状、シャフトの素材、FP値、ロフトの組み合わせによって様々な特徴を持っています。

初心者の方は「まずはウッドタイプの、ヘッドとFP値が大きいものを選んでください」というおすすめがありますが、それ以降は自分のプレースタイルや好みの問題になってきます。

もっと飛距離を出したい、ショットに安定感を出したい、強風時にできるだけスコアを落とさないようにしたい・・・

あなたのプレースタイルや得意・不得意から今回の内容を思い出して、どんなユーティリティを選べばいいか考えてみてください。

自分の打ち方と、クラブの特性を一致させることであなたのプレーはさらに向上していきます。

“お助けクラブ”とも呼ばれる便利なユーティリティを使いこなして、さらにゴルフ生活を充実させていきましょう!


クラブセッティングは12本で大丈夫?

2022-01-31 [記事URL]

ゴルフ初心者が初めてラウンドを回る時に迷うのがクラブセッティング。

ラウンドに持っていけるクラブは14本ですが、実は全て持っていく必要はありません。

初心者が14本全てのクラブを持っていっても、使いこなせなず飾りとなってしまうことがほとんどです。

そこでおすすめしたいのが12本のクラブセッティング。

クラブの本数を減らすことで、本当に必要なクラブが分かることに加え、経済的にも安心です。

そこでこの記事では12本のクラブセッティングについて解説していきます。

クラブセッティングは14本必要か?

ラウンドを回る時に持っていけるクラブの本数は最大14本と決まっているため、多くのゴルファーが14本持っていっているのではないでしょうか?

しかし、14本持っていかなければいけないという決まりはありません。

特に初心者の場合は14本持っていっても使いこなせないことがほとんどです。

もちろん多くのクラブを持っていくことで状況によって使い分けられるというメリットはありますが、ゴルフを初めたばかりの人にとって14本揃えるのは経済的にも負担になります。

なので初めは自分に必要なクラブだけを持って、必要に応じて増やしていくというのがおすすめです。

クラブを減らすことのメリット

クラブを14本持っていく必要がないとわかっても、やはり選択肢が少なくなるのが嫌だと思う人は多いと思います。

しかし初心者のゴルファーにとってクラブを減らしておくことで、メリットもあります。

ここではクラブを減らすことの3つのメリットについて解説していきます。

お金がかからない

初心者ゴルファーにとって、クラブを買うお金は大変なものだと思います。

最初から14本全てのクラブを揃えようと思うと、かなりの費用がかかります。

なので、最初は本当に必要なクラブや使いやすいクラブだけを揃えて、必要に応じてクラブの本数を増やしていくことがおすすめです。

迷いがなくなる

持っていくクラブの数が多いとそれだけ選択肢が多くなり、どのクラブを使うかの迷いが出てきます。ラウンド中に迷いがでて、飛距離を出したいために使い慣れてしまうと、それがミスにつながってしまいます。

なので、使う機会の少ないクラブやまだ使いこなせてないクラブは前もって、セッティングから外しておくことで、スコアの向上も見込めます。

練習量が増える

持っていくクラブを減らすことで、クラブ1本あたりの練習量は増えます。

持っていくクラブの量が多いほど選択肢が多くなると思うかもしれませんが、しっかりと使いこなせるクラブが入っていなければ意味がありません。

しかし、持っていくクラブを減らしておくことで、1本のクラブにかける練習量が多くなるので、必然的に使いこなすのが早くなります。

12本でクラブセッティングする時のポイント

では具体的に12本でクラブセッティングをする時のポイントを紹介していきます。

クラブを減らす時の基本的な考え方は、使いこなせるクラブだけ入れて使えないクラブを抜いていくことです。

そこでこの章では入れてはいけないクラブと具体的にクラブセッティング例を紹介します。

入れてはいけないクラブ

まずは3番ウッドです。3番ウッドはほとんどのアマチュアゴルファーが使いこなせないほど難易度の高いクラブのため、入れておかないほうが無難です。

ウッドを入れるなら5番か7番にしておきましょう。

次にアイアンですが、これも5番は初心者には難しいクラブなので6番以降を入れておくのがおすすめします。

さいごにお助けクラブとも言われるユーティリティですが、20°前後のものは扱いが難しいので、入れるにしても26°などにしておくといいでしょう。

12本のクラブセッティング例

では具体的に12本でクラブセッティングをするにはクラブを持っていくべきか紹介していきます。

ドライバー
7番ウッド
ユーティリティ26°
ユーティリティ29°
6番アイアン
7番アイアン
8番アイアン
9番アイアン
PW
AW
SW
パター
この12本にしておけば無駄なクラブもなく、ラウンドをまわれるでしょう。

まとめ:初心者のクラブセッティングは12本で十分!

今回は12本のクラブセッティングについて紹介しました。

ラウンドに持っていけるクラブが14本なので、14本持っていかないといけないと考えていた人も多いと思います。

しかし、今回紹介したように初心者の場合は14本持っていっても使いこなせないことがほとんどなので、必要なクラブだけ持っていくようにしましょう。


ゴルフの練習器具はどんな種類を選べばいい?自宅でスコアアップできるおすすめ器具の選び方を解説します!

2022-01-28 [記事URL]

「ゴルフを始めたけど、なかなか上達しない・・・」
「もっと練習したいけど、毎日打ちっぱなしに行くわけにもいかないし・・・」
といった悩みを持っているゴルファーの方は多いのではないでしょうか。

確かにゴルフの練習に出掛けるとお金も時間もかかりますし、
そう気軽にはいけないことが多いですよね。
そもそも漫然とボールを打っても意味がありません。

ただ最近は、自宅や室内でもゴルフの練習ができる器具が人気を集めており、
またスイングやパターなど練習したい内容に特化したものも販売されています。

「もっと飛距離をアップしたい」
「ショットを安定させたい」
「真っすぐパターを転がせるようにしたい」
といった要望に応えてくれる器具もあります。

しかしあまりにも数が多くて、
始めのうちはどの器具を選んだいいのか分からないということもあるでしょう。

そこで今回は、目的別の練習器具の種類と
それぞれの選び方を紹介していきます。

練習器具の選び方やそれぞれの特徴を知っておけば、
自分の苦手なプレーを自宅でしっかり練習して、
スコアアップにつなげることができます。

自分の課題に合った練習器具を手に入れて、効率良く上達していきましょう!

ゴルフの練習器具はどんな種類を選べばいい?
自宅でスコアアップできるおすすめ器具の選び方を解説します!

1.ゴルフの練習器具にはどんな種類がある?

室内で使える練習器具は大きく分けて、

・スイングの練習をするスイング系器具
・アプローチの精度を上げるアプローチ系器具
・パットの技術を磨くパット系器具
・飛距離やヘッドスピードを上げるトレーニング器具
に分けられます。

上記のカテゴリの中でもそれぞれ器具ごとに特徴があり、
練習できるポイントが異なっていたりします。

例えば同じスイング系の器具でも、
“スイングのフォームを矯正する器具”なのか、それとも
“スイングのリズムやタイミングを養う器具”なのか、
といった違いがあるのです。

よく器具ごとの違いを把握して、
あなたが重点的に練習したい部分を鍛えられる器具を選んでくださいね。

 1.1ゴルフの基本「スイング系」の練習器具

ひと口に”スイング系の練習器具”と言っても、その効能や形状は様々です。

スイング系の練習器具の中には、
スイングのフォームやグリップの矯正ができる”ガイド型”の器具や、
実際にスイングしてクラブを振る感覚を養う器具などがあります。

それぞれ効能が違いますので、自分が練習したいポイントを考えて
適切に器具をそろえていきましょう。
グリップを矯正してくれる”手形”タイプの器具があります。

矯正箸のように手形が付いていて、グリップ部分が凹凸になっているので、
その通りに握れば正しいグリップが身につくようになるというコンセプトです。

全くグリップの仕方がわからない初心者の方は正しくグリップすれば
スイングが安定すると考えられます。
ただグリップするだけなので場所も必要ありません。

ただし、実はグリップには正解はないのです。
この辺りは今後発信したいと思いますが、
グリップを包み込んで安定させるには一定の効果があります。

 1.2.スコアメイクに重要な「パター」の練習器具

パターの練習をするなら、自宅でも手軽に練習できる
パターマットがおすすめです。

パターマットはカップ付きのものだと場所をとりますが、
ロール型の薄いマットなら自宅のちょっとしたスペースに敷いて
練習することができます。

ロール型なら使い終わった後に丸めて小さくできるので、収納にも便利。

カップまで白いガイドラインが引いてあるタイプなら、
パターヘッドがまっすぐ動いているかの確認もできるので
引っかけやプッシュの頻度を減らすこともできます。

ヘッドの動きがまだ不安定な方は、
ライン付きのロールマットを手に入れて、そこを重点的に練習しましょう。

 1.3.飛距離をアップさせる練習器具

スイング系の器具の中には、器具自体に結構な重みがあり飛距離や
ヘッドスピードを上げるタイプのものがあります。

重くて振りごたえのある器具は、振っているうちに
飛距離やヘッドスピードを上げるのに必要な筋肉や体幹、体の使い方が
自然と鍛えられます。

また、手だけだと上手く振れないので、手打ちの矯正にも繋がります。
飛距離を伸ばしてコースで気持ちよく飛ばしたり、
全身を使ってスイングする、という感覚がいまいち掴めない方に
おすすめの器具となっています。

ただし、この手の棒状の器具は本来の偏重心であるゴルフクラブとは
挙動が異なりますので、
あくまでも身体のコアからの出力のさせ方や、
体幹を鍛える目的に限定して理解することが大切です。

 1.4.アプローチを上達させる練習器具

「アプローチとパターが上手い人はゴルフが上手い」と言われるほど
重要なアプローチ。

アプローチを練習するには実際にボールを打たなければならないので、
思うように練習できていない、というゴルファーもいるのではないでしょうか。

しかしフルスイングではないアプローチは、器具があれば自宅で練習できます。

アプローチがよくなるとスイングにも良い影響が出ると言われているので、
自宅でアプローチの練習を積めば、自然とプレー全体が向上していくでしょう。

2.【目的別】スイング系練習器具の選び方

ひと口に”スイング系の練習器具”といっても、
器具の長さや重さ、柔らかさなどはバラバラで、
どの器具を使うかによって得られる練習効果も違ってきます。

なのでこの項目では、

「種類が多くてどれを選んでいいか分からない・・・」

「どの部分に注目して練習器具を選んだらいいの?」

というお悩みを解消していきます。

そしてスイングの練習をすると少なからず場所が必要になりますが、
自宅や近所で練習に使えるスペースも人によって違うでしょう。

あなたが現実的に使えそうで、かつ苦手な部分を
集中的に鍛えられる練習器具を選んで
スイングを向上させていってくださいね。

 2.1.短い器具で室内で手軽にクラブの挙動を実感する

短いスイング用器具は、いつでもどこでも気軽に振れるのがメリット。
 
広い場所を必要としないので、グリップの確認をする時や、
テレビでやYoutubeでゴルフを見ていてふと練習したくなった時に
すぐ試すことができます。

レッスンの復習にも使えるので、手元に置いておくと手軽に
反復練習をすることができますね。

 2.2.長い器具で”クラブを振る”感覚を養う

長い練習器具は、”クラブという長い棒を振る”、
という感覚に慣れることができます。

日常生活の中で、長い棒を振るような動作はまずありませんよね。

ゴルフのスイングというのは人間にとって元来不慣れな動作なので、
いざ打ちっぱなしなどに行ったとしても、
初心者の方は思ったように振れないことが多いです。

スイングの動作や感覚を体に覚えこませるのに最適な練習器具と言えますね。

 2.3.重い器具でゴルフに必要な体幹と筋肉を鍛える

重いスイング系の練習器具を使って練習すると、
スイングに必要な筋肉や体幹を鍛えることができます。

「飛距離をアップさせたいけど、毎日筋トレするのはちょっとしんどい・・・」
という場合でも、スイングと筋力アップを同時にできるので一石二鳥です。

ゴルフに必要な筋肉は、ゴルフの練習の中で身に付けるのが一番ですからね。

そして重い器具を振るには全身を使う必要がありますから、
自然と”体全体を使ったスイング”を身に付けて、
手打ちの改善にもつながる効果があります。

 2.4.シャフトが柔らかい器具で”しならせる”感覚を養う

シャフト部分がゴムのようにぐにゃぐにゃしていて柔らかい器具は、
クラブをしならせてヘッドスピードを上げる感覚を身に付けることができます。

実際のクラブも、シャフト部分は”フレックス”という柔らかさがあり、
このフレックスを生かしてシャフトを上手くしならせると
ヘッドスピードを加速させることができます。

俗にいう、”ヘッドを効かせる”というやつですね。

また、シャフト部分が柔らかい器具は振り急いだり、
スイング動作の中に変な間が空いてしまうと上手く振れないので、
一定のリズムで打つ、という練習にもなります。

 2.5.ボールを打つ器具で実践的な練習をする

疑似的にボールを打つ練習器具は、ただ素振りをするだけでなく、
実際にボールを打つという実践的な練習ができます。

どんなに素振りがスムーズにできたとしても、
ボールという”目標物”があるだけでぎこちなくなってしまい、
上手く当てることができない方が殆どです。

ゴルフのボールは”スイングの延長線上”にあるものなのですが、
慣れないうちはついボールに当てにいってしまい、
フォームが崩れてしまうんですね。

なので実際にボールを置いて打つ、という感覚に慣れるのは
とても重要なのです。

自宅でも器具を使って練習しておけば、
練習場やラウンドでも気持ちよく飛ばすことができますよ。

3.パター練習器具の選び方

ゴルフの世界には「パットイズマネー」と言われる格言があるほど、
パットは重要なプレーと考えられています。

パットを行ったり来たりしているだけで
平気で4打くらいは損してしまうこともあるので、
少なくともファーストパットは近づけたいですね。

パットの練習なら実際にボールを打っても転がすだけなので
危険はありませんし、自宅で気軽に練習できます。

パターの練習器具にもいくつか種類があるので、
自分の状況に合うものがないか考えながら
この先を読み進めていってくださいね。

 3.1.パターマットの傾斜の有無について

パターの練習器具は”パターマット”が一般的ですが、
傾斜があるかないかの違いがあります。

カップ手前に傾斜がついているタイプのマットは、穴に入ると
自動で戻ってくるという便利さもありますが、
最大の特徴は傾斜がある分”強めに打たないと入らない”ということ。

初心者の方はパットがショートになりがちなので、
少し強めに打つという感覚を身に付けるのには傾斜付きのものがおすすめです。

反対に傾斜がないタイプの特徴は、思ったところでボールを止めるなど
より精度の高いプレーが練習できること。

つい強めに打ちすぎてしまうことが多かったり、
パッティングの距離感を安定させたいときにおすすめです。

このタイプは薄いマット状になっていることが多いので、
丸めて小さくすることができ収納しやすいのもポイント。

 3.2.ストロークを安定させる練習器具

パットの時のストロークを安定させるなら、
カップまで白いラインが入った器具がおすすめ。

ラインに合わせてストロークすることで、ヘッドがまっすぐ動いているかを
目で確認することができます。

自分で思っているよりヘッドがずれていて、
引っかけやプッシュ気味になることは意外と多いので、
その部分の矯正に役立ちます。

 3.3.スマホを使って練習の効率を上げる

自分がパターしている後方からスマホで動画撮影すると、
自分のヘッドがきちんとまっすぐ動いているかチェックすることができます。

パットの時にボールにスライスやフックなどの
変な回転がかかっていないかを見ることもできるので、
自分のプレーを客観的に確認する、というのは重要なんですね。

練習場などでも使えるので、スマホ用のスタンドを一つ持っておくと、
いつでも自分のプレーのチェックができて便利です。

4.アプローチの練習器具の選び方 

アプローチの練習は実際にボールを打ち上げなければならないですし、
練習場じゃないとなかなかできないですよね。

しかしアプローチ用の練習器具を使えば、
自宅や近所のちょっとしたスペースでもアプローチの練習ができるんです。

アプローチはスコアに直結する部分でもあるので、
しっかり練習してラウンドに臨みましょう!

 4.1.自宅でアプローチの練習がしたい場合は・・・

自宅でアプローチの練習をしたい場合は、
的がついている練習器具を用意するといいでしょう。

少し場所は取りますが、フルスイングではないので危険はありませんし
気軽にボールを打ってアプローチの感覚をつかむことができます。

使い終わったらコンパクトにたたむことができるモデルもあるので、
収納にも便利。

繰り返し的に向かってボールを打って、
アプローチならではのインパクトやスイングの練習を積んでいきましょう。

 4.2.アプローチを安定させるグリーンマット

ラフからのショットが練習できるよう、プロ芝のマットも発売されています。

普通の練習器具では人工芝なので、多少ダフッても
滑ってボールに当たってしまい実際のコースとは勝手が違うもの。

しかしプロ芝であればしっかりとボールに
インパクトしなければならないので、
より実践的なアプローチの練習ができるのです。

アプローチ用の的と合わせて購入する方が多いようですね。

 4.3.スイングのリズムを養う

スイング全体に言えることですが、
特にアプローチは”一定のリズムで打つ”というのが重要になります。

プロを見ていても、アドレスからフィニッシュまで常に
一定のリズムでスイングしていますよね。

リズムが一定になればスイングに再現性が生まれるので、
アプローチも安定しやすくなるのです。

そのためにリズムを身に付けることに特化した練習器具も生まれています。

まとめ:一番練習したいプレーの器具を選ぼう!

ゴルフの練習器具、と言ってもプレー別に様々な器具が発売されていますし、
さらに器具ごとに細分化されていて特徴があります。

はじめのうちはどれを選んでいいのか分からなくなるかもしれませんが、
重要なのは「自分はどのくらいの力量なのか?」を把握すること。

そして自分が苦手とするプレーを練習できる器具を選ぶことです。

一度に全部そろえる必要はありませんので、
練習場所やレッスン、ラウンドでのことを思い出しながら、
上達したいプレーの練習器具を選んでいってくださいね。

家にいるちょっとした空き時間に少しでも練習すれば、
それは確実に上達へとつながっていきます。

これからずっとゴルフを楽しむためにも、
練習器具を揃えてゴルフに触れる時間を増やしていきましょう!


【ゴルフ科学】ゴルフクラブは引き続ける!物理学であなたのゴルフスイングが上達します【サイエンスゴルフ】vol.004

2022-01-28 [記事URL]


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2022-01-28 [記事URL]


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