ゴルフの練習器具はどんな種類を選べばいい?自宅でスコアアップできるおすすめ器具の選び方を解説します!
2022-01-28
「ゴルフを始めたけど、なかなか上達しない・・・」
「もっと練習したいけど、毎日打ちっぱなしに行くわけにもいかないし・・・」
といった悩みを持っているゴルファーの方は多いのではないでしょうか。
確かにゴルフの練習に出掛けるとお金も時間もかかりますし、
そう気軽にはいけないことが多いですよね。
そもそも漫然とボールを打っても意味がありません。
ただ最近は、自宅や室内でもゴルフの練習ができる器具が人気を集めており、
またスイングやパターなど練習したい内容に特化したものも販売されています。
「もっと飛距離をアップしたい」
「ショットを安定させたい」
「真っすぐパターを転がせるようにしたい」
といった要望に応えてくれる器具もあります。
しかしあまりにも数が多くて、
始めのうちはどの器具を選んだいいのか分からないということもあるでしょう。
そこで今回は、目的別の練習器具の種類と
それぞれの選び方を紹介していきます。
練習器具の選び方やそれぞれの特徴を知っておけば、
自分の苦手なプレーを自宅でしっかり練習して、
スコアアップにつなげることができます。
自分の課題に合った練習器具を手に入れて、効率良く上達していきましょう!
ゴルフの練習器具はどんな種類を選べばいい?
自宅でスコアアップできるおすすめ器具の選び方を解説します!
Contents
1.ゴルフの練習器具にはどんな種類がある?
室内で使える練習器具は大きく分けて、
・スイングの練習をするスイング系器具
・アプローチの精度を上げるアプローチ系器具
・パットの技術を磨くパット系器具
・飛距離やヘッドスピードを上げるトレーニング器具
に分けられます。
上記のカテゴリの中でもそれぞれ器具ごとに特徴があり、
練習できるポイントが異なっていたりします。
例えば同じスイング系の器具でも、
“スイングのフォームを矯正する器具”なのか、それとも
“スイングのリズムやタイミングを養う器具”なのか、
といった違いがあるのです。
よく器具ごとの違いを把握して、
あなたが重点的に練習したい部分を鍛えられる器具を選んでくださいね。
1.1ゴルフの基本「スイング系」の練習器具
ひと口に”スイング系の練習器具”と言っても、その効能や形状は様々です。
スイング系の練習器具の中には、
スイングのフォームやグリップの矯正ができる”ガイド型”の器具や、
実際にスイングしてクラブを振る感覚を養う器具などがあります。
それぞれ効能が違いますので、自分が練習したいポイントを考えて
適切に器具をそろえていきましょう。
グリップを矯正してくれる”手形”タイプの器具があります。
矯正箸のように手形が付いていて、グリップ部分が凹凸になっているので、
その通りに握れば正しいグリップが身につくようになるというコンセプトです。
全くグリップの仕方がわからない初心者の方は正しくグリップすれば
スイングが安定すると考えられます。
ただグリップするだけなので場所も必要ありません。
ただし、実はグリップには正解はないのです。
この辺りは今後発信したいと思いますが、
グリップを包み込んで安定させるには一定の効果があります。
1.2.スコアメイクに重要な「パター」の練習器具
パターの練習をするなら、自宅でも手軽に練習できる
パターマットがおすすめです。
パターマットはカップ付きのものだと場所をとりますが、
ロール型の薄いマットなら自宅のちょっとしたスペースに敷いて
練習することができます。
ロール型なら使い終わった後に丸めて小さくできるので、収納にも便利。
カップまで白いガイドラインが引いてあるタイプなら、
パターヘッドがまっすぐ動いているかの確認もできるので
引っかけやプッシュの頻度を減らすこともできます。
ヘッドの動きがまだ不安定な方は、
ライン付きのロールマットを手に入れて、そこを重点的に練習しましょう。
1.3.飛距離をアップさせる練習器具
スイング系の器具の中には、器具自体に結構な重みがあり飛距離や
ヘッドスピードを上げるタイプのものがあります。
重くて振りごたえのある器具は、振っているうちに
飛距離やヘッドスピードを上げるのに必要な筋肉や体幹、体の使い方が
自然と鍛えられます。
また、手だけだと上手く振れないので、手打ちの矯正にも繋がります。
飛距離を伸ばしてコースで気持ちよく飛ばしたり、
全身を使ってスイングする、という感覚がいまいち掴めない方に
おすすめの器具となっています。
ただし、この手の棒状の器具は本来の偏重心であるゴルフクラブとは
挙動が異なりますので、
あくまでも身体のコアからの出力のさせ方や、
体幹を鍛える目的に限定して理解することが大切です。
1.4.アプローチを上達させる練習器具
「アプローチとパターが上手い人はゴルフが上手い」と言われるほど
重要なアプローチ。
アプローチを練習するには実際にボールを打たなければならないので、
思うように練習できていない、というゴルファーもいるのではないでしょうか。
しかしフルスイングではないアプローチは、器具があれば自宅で練習できます。
アプローチがよくなるとスイングにも良い影響が出ると言われているので、
自宅でアプローチの練習を積めば、自然とプレー全体が向上していくでしょう。
2.【目的別】スイング系練習器具の選び方
ひと口に”スイング系の練習器具”といっても、
器具の長さや重さ、柔らかさなどはバラバラで、
どの器具を使うかによって得られる練習効果も違ってきます。
なのでこの項目では、
「種類が多くてどれを選んでいいか分からない・・・」
「どの部分に注目して練習器具を選んだらいいの?」
というお悩みを解消していきます。
そしてスイングの練習をすると少なからず場所が必要になりますが、
自宅や近所で練習に使えるスペースも人によって違うでしょう。
あなたが現実的に使えそうで、かつ苦手な部分を
集中的に鍛えられる練習器具を選んで
スイングを向上させていってくださいね。
2.1.短い器具で室内で手軽にクラブの挙動を実感する
短いスイング用器具は、いつでもどこでも気軽に振れるのがメリット。
広い場所を必要としないので、グリップの確認をする時や、
テレビでやYoutubeでゴルフを見ていてふと練習したくなった時に
すぐ試すことができます。
レッスンの復習にも使えるので、手元に置いておくと手軽に
反復練習をすることができますね。
2.2.長い器具で”クラブを振る”感覚を養う
長い練習器具は、”クラブという長い棒を振る”、
という感覚に慣れることができます。
日常生活の中で、長い棒を振るような動作はまずありませんよね。
ゴルフのスイングというのは人間にとって元来不慣れな動作なので、
いざ打ちっぱなしなどに行ったとしても、
初心者の方は思ったように振れないことが多いです。
スイングの動作や感覚を体に覚えこませるのに最適な練習器具と言えますね。
2.3.重い器具でゴルフに必要な体幹と筋肉を鍛える
重いスイング系の練習器具を使って練習すると、
スイングに必要な筋肉や体幹を鍛えることができます。
「飛距離をアップさせたいけど、毎日筋トレするのはちょっとしんどい・・・」
という場合でも、スイングと筋力アップを同時にできるので一石二鳥です。
ゴルフに必要な筋肉は、ゴルフの練習の中で身に付けるのが一番ですからね。
そして重い器具を振るには全身を使う必要がありますから、
自然と”体全体を使ったスイング”を身に付けて、
手打ちの改善にもつながる効果があります。
2.4.シャフトが柔らかい器具で”しならせる”感覚を養う
シャフト部分がゴムのようにぐにゃぐにゃしていて柔らかい器具は、
クラブをしならせてヘッドスピードを上げる感覚を身に付けることができます。
実際のクラブも、シャフト部分は”フレックス”という柔らかさがあり、
このフレックスを生かしてシャフトを上手くしならせると
ヘッドスピードを加速させることができます。
俗にいう、”ヘッドを効かせる”というやつですね。
また、シャフト部分が柔らかい器具は振り急いだり、
スイング動作の中に変な間が空いてしまうと上手く振れないので、
一定のリズムで打つ、という練習にもなります。
2.5.ボールを打つ器具で実践的な練習をする
疑似的にボールを打つ練習器具は、ただ素振りをするだけでなく、
実際にボールを打つという実践的な練習ができます。
どんなに素振りがスムーズにできたとしても、
ボールという”目標物”があるだけでぎこちなくなってしまい、
上手く当てることができない方が殆どです。
ゴルフのボールは”スイングの延長線上”にあるものなのですが、
慣れないうちはついボールに当てにいってしまい、
フォームが崩れてしまうんですね。
なので実際にボールを置いて打つ、という感覚に慣れるのは
とても重要なのです。
自宅でも器具を使って練習しておけば、
練習場やラウンドでも気持ちよく飛ばすことができますよ。
3.パター練習器具の選び方
ゴルフの世界には「パットイズマネー」と言われる格言があるほど、
パットは重要なプレーと考えられています。
パットを行ったり来たりしているだけで
平気で4打くらいは損してしまうこともあるので、
少なくともファーストパットは近づけたいですね。
パットの練習なら実際にボールを打っても転がすだけなので
危険はありませんし、自宅で気軽に練習できます。
パターの練習器具にもいくつか種類があるので、
自分の状況に合うものがないか考えながら
この先を読み進めていってくださいね。
3.1.パターマットの傾斜の有無について
パターの練習器具は”パターマット”が一般的ですが、
傾斜があるかないかの違いがあります。
カップ手前に傾斜がついているタイプのマットは、穴に入ると
自動で戻ってくるという便利さもありますが、
最大の特徴は傾斜がある分”強めに打たないと入らない”ということ。
初心者の方はパットがショートになりがちなので、
少し強めに打つという感覚を身に付けるのには傾斜付きのものがおすすめです。
反対に傾斜がないタイプの特徴は、思ったところでボールを止めるなど
より精度の高いプレーが練習できること。
つい強めに打ちすぎてしまうことが多かったり、
パッティングの距離感を安定させたいときにおすすめです。
このタイプは薄いマット状になっていることが多いので、
丸めて小さくすることができ収納しやすいのもポイント。
3.2.ストロークを安定させる練習器具
パットの時のストロークを安定させるなら、
カップまで白いラインが入った器具がおすすめ。
ラインに合わせてストロークすることで、ヘッドがまっすぐ動いているかを
目で確認することができます。
自分で思っているよりヘッドがずれていて、
引っかけやプッシュ気味になることは意外と多いので、
その部分の矯正に役立ちます。
3.3.スマホを使って練習の効率を上げる
自分がパターしている後方からスマホで動画撮影すると、
自分のヘッドがきちんとまっすぐ動いているかチェックすることができます。
パットの時にボールにスライスやフックなどの
変な回転がかかっていないかを見ることもできるので、
自分のプレーを客観的に確認する、というのは重要なんですね。
練習場などでも使えるので、スマホ用のスタンドを一つ持っておくと、
いつでも自分のプレーのチェックができて便利です。
4.アプローチの練習器具の選び方
アプローチの練習は実際にボールを打ち上げなければならないですし、
練習場じゃないとなかなかできないですよね。
しかしアプローチ用の練習器具を使えば、
自宅や近所のちょっとしたスペースでもアプローチの練習ができるんです。
アプローチはスコアに直結する部分でもあるので、
しっかり練習してラウンドに臨みましょう!
4.1.自宅でアプローチの練習がしたい場合は・・・
自宅でアプローチの練習をしたい場合は、
的がついている練習器具を用意するといいでしょう。
少し場所は取りますが、フルスイングではないので危険はありませんし
気軽にボールを打ってアプローチの感覚をつかむことができます。
使い終わったらコンパクトにたたむことができるモデルもあるので、
収納にも便利。
繰り返し的に向かってボールを打って、
アプローチならではのインパクトやスイングの練習を積んでいきましょう。
4.2.アプローチを安定させるグリーンマット
ラフからのショットが練習できるよう、プロ芝のマットも発売されています。
普通の練習器具では人工芝なので、多少ダフッても
滑ってボールに当たってしまい実際のコースとは勝手が違うもの。
しかしプロ芝であればしっかりとボールに
インパクトしなければならないので、
より実践的なアプローチの練習ができるのです。
アプローチ用の的と合わせて購入する方が多いようですね。
4.3.スイングのリズムを養う
スイング全体に言えることですが、
特にアプローチは”一定のリズムで打つ”というのが重要になります。
プロを見ていても、アドレスからフィニッシュまで常に
一定のリズムでスイングしていますよね。
リズムが一定になればスイングに再現性が生まれるので、
アプローチも安定しやすくなるのです。
そのためにリズムを身に付けることに特化した練習器具も生まれています。
まとめ:一番練習したいプレーの器具を選ぼう!
ゴルフの練習器具、と言ってもプレー別に様々な器具が発売されていますし、
さらに器具ごとに細分化されていて特徴があります。
はじめのうちはどれを選んでいいのか分からなくなるかもしれませんが、
重要なのは「自分はどのくらいの力量なのか?」を把握すること。
そして自分が苦手とするプレーを練習できる器具を選ぶことです。
一度に全部そろえる必要はありませんので、
練習場所やレッスン、ラウンドでのことを思い出しながら、
上達したいプレーの練習器具を選んでいってくださいね。
家にいるちょっとした空き時間に少しでも練習すれば、
それは確実に上達へとつながっていきます。
これからずっとゴルフを楽しむためにも、
練習器具を揃えてゴルフに触れる時間を増やしていきましょう!